ちいきのたより

Vol.157  心地良い家の作り方 
富山県富山市 建築工房 アシストプラスアルファ

8月に入り、うだるような暑さが続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

コロナ禍において「おうち時間」が見直されていますが、もともと「心地良い家」を作り続けてきた弊社。
最近完成したお宅の施工事例と共に、心地良い家にするために私たちがいつも行っている事をご紹介したいと思います。

1. 開墾からスタートする家づくり

お客さんが探してきて購入された土地は、雑草が生い茂る畑だったので、まずは草刈りからスタート。重機を借りて整地し、正確な敷地図を書くと共に、基礎着工前からロープを張ってサイトプランを練ります。現場に行ってテーブルを出してその場で書き起こすのがアシスト流です。


地縄

建物の端を白ロープで張っているところ。現場で実際に張ると色んな事がわかります。

2. 良い景色が見える場所に大きな窓を

セオリー通りにいくと、南側に大きな窓とリビングを配置するところですが、この敷地は南側で接道し、その向かいには小学校があり騒がしいため、南側は閉じることに。
その代わり、東側には竹林と小川が流れる絶好のロケーション。オマケに北側にも緑が豊富にあったので、東と北に開くプランとしました。

道路

南側に向かって撮影した写真。道路を挟んで向かいには小学校があります。喧噪を避けるため、南側には閉じる決断をしましたが、大きなモミの木を切り取って眺められる窓を計画することに。

竹林

東側の竹林(隣地)と、その下には小川が流れる最高のロケーション

3. 植栽工事とウッドデッキ

室内の仕上げ工事が終盤に差し掛かると、外構工事が始まります。
植栽は庭屋さんにお願いしますが、その前の整地作業(山砂を入れたり、枕木を敷きこんだり)はアシスト総出で行います。(庭はどうしても図面には表しきれないので)

整地庭の整地作業の様子。必ずと言っていいほど、1現場に1回以上重機を搬入して作業します(笑)

小川の掃除

ウッドデッキの先にある小川の掃除。現場の雑用全般は工務店の仕事です!

小川と竹林

キレイになった小川。隣地の竹林は地主さんに許可を貰って剪定しました。これから竹林の管理は旦那さんの仕事です。隣地ですが(笑)

ウッドデッキ制作中

ウッドデッキは本物の木で、大工が作ります。

4. お施主さんの100点満点ではなく、誰が見ても平均80点の家が心地良い

お施主さんの言いなりで作る家は、お施主さんにとっては100点満点の家です。
が、それが正解だとは思いません。私たちが目指す家づくりは、誰が見ても「良いなあ」と思えるような平均点の高い家です。
そのためには、内と外をゆるやかにつなぎ、人目を気にせず窓を開けて暮らせる、、、コロナ禍以前からの、そしてこれからもずっと続くアシスト流の家づくりです。

薪ストーブのある土間リビング

リビングダイニングからの景色。ここから見える景色は、毎日が「ごちそう」です。

ダイニングの大きな窓

ダイニング北面の窓。風景を切り取るピクチャーウィンドウは、毎日の安らぎを与えてくれます。


ウッドデッキと庭

沢本勇太
ちいきの記者
沢本勇太 さわもと・ゆうた
富山県富山市生まれ34歳(2019年時)。3年前に「このままでは後悔する」と思い、異業種から意を決して父が営む工務店に入社しました。
建築二年生、日々勉強中です。趣味はサイクリングですが、最近サボりぎみ。お腹はタプタプです。

 

富山県富山市建築工房アシストプラスアルファ施工事例
建築工房 アシストプラスアルファ(株)けんちくこうぼう あしすとぷらすあるふぁ
富山県富山市黒瀬404-1
TEL:076-495-7911
URL:http://assistplus-alpha.com
富山市で新築、自然素材を使った長持ちする家づくりをしています。「なんかいいな」と思うような、理屈では言い表せない心地よさ。心地よいのが日常だから、それが当たり前になっている。
住む人の暮らしにどんどん馴染み、時の経過とともに味わいが増していく。目指すのは”上質な普段着のような家”。私たちは、そんな気持ちのいい家づくりを大事にしています。

ちいきのびお参加工務店さん全国図

ちいきのびお