おひさまと二十四節気

今年は桜が早いようです。他の草花は果たしてどうでしょう?

Vol.4  春分・花の開花

桜の見頃がいつなのか気になって、そわそわしています。
今年はずいぶん早そうですね。
(画・祖父江ヒロコ)

春分です。だいぶ暖かくなってきました。祖父江さんのコメントにもあるように、今年は桜が随分早いようですね。桜の開花は話題になりますが、それ以外にも、気象庁は様々な生物季節観測をしています。イラストにもある「すみれ」の開花も観測されていて、私の住む静岡県だとちょうど今頃に開花が記録されています。

春分は、昼と夜が同じ長さになる日。この場合、日没から次の日の出までが概ね12時間、ということですね。
実際に、日が長くなってきたな、と感じるものの、一日の半分が昼、と言われてもちょっとピンときませんね。そもそも、昼とか夜ってどういう定義なんだろう。

気象庁が定めている天気予報の予報用語では、「日中」が9時から18時まで、「夜」が18時以降24時まで、と定義されています。
(府県天気予報の場合)
春分だから、夏至だから、ということで日中が長くなったりはしません。

もう少し細かい区分もあります。3時間ごとに分けた表現で、

0時から3時が「未明」
3時から6時が「明け方」
6時から9時が「朝」
9時から12時が「昼前」
12時から15時が「昼過ぎ」
15時から18時が「夕方」
18時から21時が「夜のはじめ頃」
21時から24時が「夜遅く」

です。明け方、と聞いたら日の出の前後を想像するのが一般的だと思いますが、実は3時間の幅があるし、冬なら6時でも明け方とはいえないかも、という暗さですよね。
結構苦しいな、と思うのは「夜のはじめ頃」。まあ、確かに冬は18時なら真っ暗になります。太陽の高さで言えば夜です。でも、人間生活に置き換えると、18時で「夜がはじまった」と思う人は少ないのでは。

現行の予報用語は、平成19年改正のもので、それ以前は

0時から3時が「午前3時頃まで」
6時から9時が「朝のうち」
18時から21時が「宵のうち」

でした。「宵のうち」は、もっと遅い時間帯を含んでいると理解されているため、より適切な表現に変更したとのことです。そうか、改正して「夜のはじめ頃」なのか。

それにしても、この「未明」から「夜遅く」は、日本全国共通だし、季節も共通ですから、場所や時期によって、受け止め方がだいぶ変わるんでしょうね。とはいえ、むしろ、こんな用語を定義するのなら、季節や場所によって使い分けた方がいいのでは。
僕は、受け手の受け止め方次第、という表現は嫌いではありませんから、宵のうち、でも、夜のはじめ頃、でも別にいいや、と思いますが、結局のところ3時間おきで機械的に切るんだったら、「午前6時から午前9時」でいいのでは、と思いますよね。
多分、放送などで伝える時に短くするための工夫なんでしょう。それによって、かえって伝わりにくくなっているという変な話。

それはさておき、今日から夏至まで、どんどん日が長くなっていって、植物や動物がみるみる元気になっていく時期です。4月からは新生活、という人も多いでしょう。Hail to you!