暮らしを映すカメラ
アーティスティックな自転車やさんに茨城県の稲田石採石場と、異種類の被写体を松澤カメラが迫ります。
Vol.4 今月の2題—自転車屋と採石場
1:アートな?自転車屋さん
![自転車パーツの造形](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/01/67a33961fad9adf70e7c30a93984a011-1024x682.jpg)
工房の壁いっぱいの作品達。自転車のパーツの魅力とそのチャーミングな造形。
![marcel duchamp](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/01/46e35e3ab7861fadc25356ffb18ac025-1024x682.jpg)
マルセル・デュシャンの気持ちが少しは分かった気がします。
![日本製手回しドリル](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/01/2f3833c8dd0659c70443ab2e323ad2ef-1024x682.jpg)
手回しドリル。なんて可愛らしいカタチ。舶来品かと思ったのですが、なんとか判別できたラベルから、なんとメイド・イン・ジャパン。
2:茨城県の稲田石採石場
![採石場の水たまり](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/01/79582eae689af1e0442c1c7a8b99925a-1024x682.jpg)
昔は山、今は穴。水が溜まっていますが、明治から掘って水面下30mまで達しています。
![](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/01/c20dbcc5d4b3dce48895bdaae9f89c03-1024x682.jpg)
塊こそ、石の本来の姿。
![](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/01/3f6ef79c026892c470342be723425ab6-1024x682.jpg)
ドリルの刃跡が、エンタシスの柱の条溝のように美しく輝いていました。スケール感が分かりにくのですが、この切断面の高さは5mもあります。
![採石場](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/01/a9f33be2f978fb162ed43fb25c77464c-1024x682.jpg)
左はワイヤーソーの削り面。すでに建築の壁。これ以上贅沢な壁があるでしょうか!
![採石場のカッター](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/01/521e677e5d5fb845cd3a4296b8ca0b7b-1024x682.jpg)
直径数メートルもあるカッターの刃。使用済みは工場の敷石代わり。タイヤの跡からその大きさが推測していただけるかと!
![ボンネット車](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/01/68cc217c0411c9bc891d4dc0c4f54e94-1024x682.jpg)
ボンネットのトラック。スピルバーグの処女作、「激突」のトラックを思い出しました。自動車のデザインが、自信に満ちあふれていた頃の迫力を感じます。
![石工用玄能](https://bionet.jp/wp-content/uploads/2018/01/447a8302a0ef97c0edc2fac5497e0f74-1024x682.jpg)
大工さんから譲ってもらった牛殺しの柄の玄能を愛用しています。それは私のような素人でもわかる手応え。石切り場では玄能よりさらに大きなハンマーを使うため、牛殺しの枝が不可欠。
近くの山に分け入って自生の枝を見つけてくるそうです。一見漆のような樹皮。ただ慣れないと見つけるのも困難とのこと。欲しい!
使用機材:
SONY α7
LEICA 50mm 1.4 SUMMILUX
写真はすべて、ノートリミング、デジタル未処理。