びお通信

雨水・草木萠動のまとめ   
神田順さんが行く大田区のランドマーク

猫と草木萠動

2019年の「雨水(うすい)の末候・草木萠動(そうもくめばえいずる)」は今日までです。木々の新芽がふくらみはじめる季節。「萌え」は、「芽が出る。きざす。芽ぐむ」の意(『広辞苑』より)。

びおの歳時記

雨水 2/19~3/5 草木萠動 3/1~3/5

雨水・草木萠動

ちいきのたより 第27回

4月10日の天津神社春大祭のお稚児さん

ヒスイと日本最古のラブソング

新潟県糸魚川市 カネタ建設さん

全国の工務店さんが交代で書くちいきのたより。今回は新潟県糸魚川市のカネタ建設さんでした。糸魚川市には天津神社の春大祭など興味深い歴史が多いですね。

2019.3.1公開

まちの中の建築スケッチ 第17回

池上本門寺五重塔

池上本門寺五重塔——大田区のランドマーク——

神田順さん

大田区のランドマーク「池上本門寺五重塔」をスケッチした神田順さん。目まぐるしく変わる東京の景色の一部であるその塔。その向こうに昭和の風景を想像せずにはいられない神田さんでした。

2019.3.1公開

ジャパネスク 富士屋ホテル物語 第4話

神風楼別館の富岳館

一の四

文/山口由美さん
画/しゅんしゅんさん

ノンフィクション大賞に輝く「旅する作家」山口由美さんの長編連載小説第4話。サングラスを外した山口虎造の顔に西欧人の面影が。祐司は虎造の口から不思議な話を聞くのです。

2019.3.3公開

びおの七十二候 第6回

草木萠動・そうもくめばえいずる

草木萠動・そうもくめばえいずる

びお編集部

リニューアルする前の住まいマガジンびおから七十二候の草木萠動のお話を紹介。坪内稔典としのり(愛称ネンテン)さんの句を解説しています。もう一つのお話はいざわ直子さんのイラストを元にお花についてのお話です。

2019.3.4公開

以上、雨水・草木萠動のまとめ読みでした。

雨水・霞始靆のまとめ   
古事記の愛憎劇と椿

猫と霞始靆

2019年の「雨水(うすい)の次候・霞始靆(かすみはじめてたなびく)」は今日までです。「春立つ霞」は、微細な水滴が空中に浮遊するため、空がぼんやりして、遠方がはっきり見えない(視界が1km未満)気象現象をいいます。「秋立つ霧」と気象的には同じ現象です。ちなみに視界が1km以上の場合は、「もや」となります。

びおの歳時記

雨水 2/19~3/5 霞始靆 2/24~2/28

雨水・霞始靆

ちいきのたより 第26回

笑うハニワ

明治が色濃く残る中山道本庄宿

埼玉県本庄市 小林建設さん

全国の工務店さんが交代で書くちいきのたより。今回は埼玉県本庄市の小林建設さんでした。地元の歴史ある建物や神社を紹介して頂きました。明治時代の洋風建築は、ノスタルジックで魅力的ですね。日本一を目指す方にお勧めの神社も登場しますよ。

2019.2.24公開

びおの七十二候 第5回

霞始靆・かすみはじめてたなびく

霞始靆・かすみはじめてたなびく

びお編集部

リニューアルする前の住まいマガジンびおから七十二候の霞始靆のお話を紹介。前回に引き続きタンポポを詠んだ句をご紹介。今回は寺山修司の句を解説しています。もう一つのお話は桃の節句について。その奥深さを改めて知ることができますよ。

2019.2.25公開

ジャパネスク 富士屋ホテル物語 第3話

ハーレーダビッドソンと男

一の三

文/山口由美さん
画/しゅんしゅんさん

ノンフィクション大賞に輝く「旅する作家」山口由美さんの長編連載小説第3話。山口さんの父親で富士屋ホテルの総支配人である祐司さんを軸に、物語は進んでいきます。この先どのように展開していくのか、目が離せませんよ。

2019.2.26公開

住まいのグラフィティ 第50回

イエニワハナレの外観

イエニワハナレ

amp/アンプ建築設計事務所さん

建主さんからの要望は「こじんまりとした家」と「作業場のような倉庫」。ampの森下 陽さんは敷地奥に45度角度を振った2階建ての母屋を配した分棟形式にしたことで、緑と採風と採光を充分に取り入れ、施主の要望を超える家が完成しました。

2019.2.26公開

森里海の色

ヤブツバキ

木版画が彩る世界「ヤブツバキ」

版画/たかだみつみさん
文/佐塚昌則

古事記の中で、仁徳天皇が皇后のいない間に八田若郎女(やたのわきのいつらめ)と浮気をし、そのことを聞いた皇后が詠んだ歌に椿が使われています。愛憎劇ですね。

2019.2.27公開

以上、雨水・霞始靆のまとめ読みでした。

雨水・土脉潤起のまとめ   
ジャパネスク 富士屋ホテル物語第2話他

猫と土脉潤起

2019年の「雨水(うすい)の初候・土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」は今日までです。雪が雨に変わるころ。雪が雨に変わり、氷は溶けはじめ水となる頃で、植物の種子が発芽を促される季節。昔から農耕の準備を始める時期とされていました。

びおの歳時記

雨水 2/19~3/5 土脉潤起 2/19~2/23

雨水・土脉潤起

ジャパネスク 富士屋ホテル物語 第2話

富士屋ホテルイラスト

一の二

文/山口由美さん
画/しゅんしゅんさん

ノンフィクション大賞に輝く「旅する作家」山口由美さんの長編連載小説第2話。山口さんだからこそ描ける舞台裏にあなたもきっと引き込まれます。

2019.2.19公開

びおの七十二候 第4回

土脉潤起・つちのしょううるおいおこる

土脉潤起・つちのしょううるおいおこる

びお編集部

リニューアルする前の住まいマガジンびおから七十二候の土脉潤起のお話を紹介。たんぽぽと春霞に関連した句を紹介しています。

2019.2.20公開

移住できるかな 第13回

段畑とおばさん

憧れの、湧水の田んぼ

西本和美さん

移住先の土地を探し続けている西本さん。「うちの田んぼを譲りましょうか」と友人のつてで声をかけてもらい訪ねたところ、なんとも素晴らしい眺めの土地が。ふと、野菜づくりが得意だったおばさんを思い出した西本さんに、ある思いが湧き出てきたのでした。

2019.2.21公開

びおの珠玉記事 第44回

こたつで温まる猫

こたつ

びお編集部

びおの珠玉記事、今回のテーマは『こたつ』です。年々普及率が下がっているというこたつですが、その理由をびおならではの視点で調べてみました。こたつと聞いて懐かしく感じる人も今も愛用中という人もぜひ読んでみて下さい。

2019.2.22公開

以上、雨水・土脉潤起のまとめ読みでした。

立春・魚上氷のまとめ   
日本一の巨樹「蒲生の大クス」他

猫と魚上氷

2019年の「立春(りっしゅん)の末候・魚上氷(うおこおりをいずる)」は今日までです。凍った川や湖も春の兆しに溶け出し、割れた氷の間から魚たちが飛び跳ねるころ。実際は魚が氷の間から跳ねるなんてことはなかなか見られませんが、魚が泳いでいる姿は見られるようになってきます。

びおの歳時記

立春 2/4~2/18 魚上氷 2/14~2/18

立春・魚上氷

 

びおの七十二候

湯船で一日のしめくくり

魚上氷・うおこおりをいずる

イラスト/いざわ直子さん
文/びお編集部

リニューアルする前の住まいマガジンびおから七十二候の魚上氷のお話を紹介。北原白秋に「黒衣の歌人」と呼ばれた釈迢空しゃくちょうくうや内風呂の歴史など「びお」らしい魚上氷をお届け。

2019.2.14公開

ちいきのたより 第25回

日本一の巨樹・大クスと共に

日本一の巨樹・大クスと共に

鹿児島県鹿児島市 シンケンさん

七十二候ごとに全国の工務店さんが交代で連載するちいきのたより。第25回は鹿児島県鹿児島市のシンケンさんでした。蒲生八幡神社にある日本一の巨樹「蒲生の大クス」の前で年始の仕事はじめの記念写真を撮るのが恒例だそう。1,500年の樹齢は写真で見ても圧巻です。

2019.2.14公開

まちの中の建築スケッチ 第16回

遠野ふるさと村スケッチ

南部曲り家–岩手県の風景

神田順さん

神田順さんの「まちの中の建築スケッチ」。今回は、岩手県遠野ふるさと村の南部曲り家です。人間の住居と厩がL字型に繋がっている曲り家を、初めて訪れたという神田さん。冬ならではの景色を見て、どう感じたのでしょうか?

2019.2.15公開

ところかわれば

三角モジュールの家Palmer house

フランスの引越し事情

森弘子さん

森弘子さんの『ところかわれば』今回は、フランスの引っ越し事情についてです。実際にフランスで引っ越しをされたという森さん。そのときの様子や日本との違い、フランスの引っ越しあるあるも詳しく教えて下さっています。

2019.2.16公開

イベント情報

味岡伸太郎 古希の「ぐい呑み」展

味岡伸太郎 古希の「ぐい呑み」展

びお編集部

暮らしの時代 美術・デザイン・建築 –– 味岡伸太郎の仕事」(全4回)の記事でご紹介した、領域を横断的に活躍するアーティスト・味岡伸太郎さんのぐい呑みの展覧会が開催されます。

2019.2.17公開

以上、立春・魚上氷のまとめ読みでした。

味岡伸太郎 古希の「ぐい呑み」展

「暮らしの時代 美術・デザイン・建築 –– 味岡伸太郎の仕事」(全4回)の記事でご紹介した、領域を横断的に活躍するアーティスト・味岡伸太郎さんの展覧会が開催されます。
味岡伸太郎古希の「ぐい呑み」展2月23日(土曜日)〜3月5日(火曜日)
以下、味岡さんからのメッセージです。

ぐい呑みを作ることが無性に面白い。

平たく延ばした粘土に型を乗せ、丸く切る。
ナイフは松の木切れの先端を
切り出しのようにカットしたものを使う。
これが、底になる。

道具は立派なものはいらない、数も持たない方がいい。
簡単で有り合わせのものが使えればさらにいい。

次いで、粘土を長めに手で延ばす。
延ばしたままの時もあれば
先ほどの木切れの柄の部分でならすときもある。

延ばした粘土から長方形の板を切り出す。
やはり型を使う。
そして、櫛や鋸の刃や木切れで線を描く。

この板を先ほどの底に巻き付ける。
1cmほどが重なる。
重なった部分と底をなじませる。

数時間乾かし高台をつける。
手早く、こだわらず、そして、乾燥。
窯場に有り合わせの釉を掛けて焼成する。

粘土は原土を採取してそのまま使う。
菊練りも、数えてもらえず、知らない。
余った粘土を使うことがあっても寝かせることはない。

こんな具合で作ったぐい呑みが
アトリエで数の主張を始めた。
要するにたまってしまったということ。

そして、私も古希になってしまった。
なにも関係はないのだが並べてみることにした次第。
ご笑覧あれ。そしてまずは一献。

味岡伸太郎古希の「ぐい呑み」展2月23日(土曜日)〜3月5日(火曜日)

展覧会名 : 古希の「ぐい呑み」展 味岡伸太郎

会   期 : 2019年2月23日(土)~3月5日(火) ※水曜休廊
2月23日(土)午後6時よりオープニングトークと古希の「ことほぎ」
時   間 : 11:00~18:00
会   場 : GALLERY 入船
愛知県豊橋市入船町11番地1
http://g-irifune.jugem.jp
企画:ギャラリーサンセリテ tel:0532-53-5651