森里海の色
柿木村の一輪挿し「チャノハナ」
しけ寒の朝、散歩途中の山肌にポツンと咲いていた。
濃い緑の固い葉に白の花がふわりと浮かんでいるようで
侘びしさを感じてしまう。
茶花という言葉にぴたりと合う。
近くの集落で小規模ながら古くからお茶栽培が行われていた。
山水が豊富で寒暖の差も大きいせいか美味しいお茶が採れる。
高齢化で栽培農家も激減していたが、最近になって都会から移住した
若者が栽培を繋いでくれるらしい。
美味しい水で美味しいお茶。
美味しい生活ができるのだ。