森里海の色
柿木村の一輪挿し「ヤマゴボウ」
もしかするとこれはセイヨウヤマゴボウなのかもしれない。
ヤマゴボウとなかなか区別がしづらい。
散歩道の田んぼの土羽に一本だけ咲いていた。
秋には葡萄のような色の実を付けるけど今の時期の花がとても可憐だ。
太い茎に大きな葉、小さくてコケティッシュな花が付いている様はアンバランスだけどそれでも花の姿は美しくて可憐だ。
花はその姿に似合わない名前を付けられたり、逆に名前に見紛う花を咲かせたり……。
人もまた同じことなのかもしれない。
やまかぜに首刎ねられてことばなくやまごぼうの根元に六月の水 石まくら