森里海の色
柿木村の一輪挿し「マンリョウ」
床の間に正月らしい花を飾って松の内を過ごす。
以前は近所のおじさん大きな門松を作ってくれて玄関先が華やいだけど、おじさんも高齢になっていつしか
門松を飾ることが無くなった。
松は一年中緑の葉枝を保って縁起が佳いので正月の飾りに用い神を「待つ」。
それで「松の内」と言うのらしい。
裏庭の万両が赤い実を付け、それが艶やかで縁起が佳さそうなので一緒に飾った。
最近は畳の間や床の間の無い家も多くなったが新年のハレの日にこうして床に花を活けると、身も心もぴんと引き締まる思いがする。