はじめてのこよみ暮らし

七十二候をはじめて過ごす「家族」の記録

鶏

卵料理を食べる。

七十二候は最後の鶏始乳にわとりはじめてとやにつくになりました。鶏が卵を産み始める時期と言われています。

しほ そういえば年末に餅つきで行ったお宅に鶏がいたね。
太郎 そうでしたね。元気のよい鶏たちでした。
しほ ところで、浜松市の卸商団地に玉子屋本舗さんという卵スイーツ屋さんがあったの、覚えている。
太郎 おぼろげに。
しほ 今日は午後に建築家の村松篤さんを訪れるからそこへ行って手土産を買おう。
太郎 いいですね。

玉子屋本舗

しほと太郎は卸商団地に入り、工場の横にある玉子屋本舗さんの店に入りました。

太郎 卵焼きやシフォンケーキなどが売られていますね。
しほ シフォンケーキはマリーゴールドの花の抽出物を食べた鶏の卵で作っているらしいよ。
太郎 鶏はそれをおいしいと思うんでしょうかね? あ、村松篤さんへの手土産にはプリンがいいんじゃないですか。
しほ そうだね。プリンとシュークリームを買っておこう。

卸商団地を出たあと2人は村松篤さんの設計事務所を訪問し、退出しました。

しほ たくさん建築について教えてもらって勉強になったね。
太郎 一年分くらい学びました。
しほ あっ!
太郎 どうしました?
しほ プリンを一緒に撮って感想を訊くのを忘れた。
太郎 仕方ありません、帰社したらシュークリームを食べましょう。

しほ 味はどう?
太郎 卵感が強いですね。

2月3日で七十二候は一周し、立春となります。

マントルは真つ赤に塗られ寒卵 林甲太郎